部屋や建具を配置した後に、「選択」で部品を移動(伸縮)する先に、誤って部屋や建具を移動(伸縮)してしまうと、グリッド吸着がOFFだと、元の位置に戻しにくくなります。
そのため、部屋や建具、壁、柱をマウスのドラッグによる移動もしくは伸縮(回転)ができなくなる「部屋移動ロック」があります。これが3つのタイプになりました。
「部屋移動ロック」は画面左にあります。
・「グリッド吸着OFF時ロック」
グリッド吸着がOFFの時だけ部屋や建具の移動を制御します。
間取り作成の失敗のほとんどは、グリッドから部屋がずれることにありますが、このモードだと、ずれる心配がなくなり、なおかつグリッド吸着ONだと部屋の移動がスムーズにできますので、この状態にしておくことをお勧めします(間取りっど6はデフォルトがこの状態)。
部屋を移動させたい場合は、「グリッド吸着OFF時ロック」の場合はグリッド吸着をONにしてください。
(注意:線吸着ONの時は、グリッド吸着ONでも移動伸縮が制限されます)
・「常時ロック」
従来の部屋移動ロックで、常に部屋や建具が固定されます。部屋や建具の配置が完成して、動かしたくないときに使用します。
・「常時解除」
常時部屋や建具の移動、伸縮を制限しません。間取りっど6以外のデフォルトはこのモードです。
グリッドを使用しない作図をされてる方と、ななめに配置した建具の移動をする場合はこのモードです。
部屋移動ロックがかかっている状態は画面上に表示されます
部屋移動ロックの説明は下記をご覧ください。
「選択」で部品を移動(伸縮)する先に、誤って部屋や建具を移動(伸縮)してしまうと、グリッド吸着がOFFだと、元の位置に戻しにくくなります。
(キッチンを移動しようとして誤って部屋を移動して、グリッドからずれてしまう)
すぐに「編集」の「元に戻す」をすると元の位置に戻りますが、移動で戻そうとするとグリッドに合わせにくくなります。
画面左の「部屋移動ロック(「グリッド吸着OFF時ロック」または「常時ロック」)」をすると、部屋、壁、柱、建具がマウスのドラッグによる移動もしくは伸縮(回転)ができなくなります。
(ドラッグして移動しようとしても動かない)
「常時解除」にすると、通常通り移動や伸縮ができます。
部屋などは一度書くと移動することも少ないので、ロックしておいた方が間違って選択して移動してしまうことがなくなるので、初心者の方や、間違って移動してしまうことが多い方は常に部屋移動ロックの「グリッド吸着OFF時ロック」で作業すると便利です。
図形や部品と部屋などを複数選択状態にしたものを移動しようとすると、部屋は移動せず、図形や部品などは移動します。
部屋と文字、キッチンをまとめて移動しようとすると・・・
↓
部屋だけ移動せずに、部品、や図形、文字だけ移動します。
「部屋移動ロック」で制限されること・・・
マウスドラッグによる部屋、壁、柱、建具の移動・伸縮・回転
「部屋移動ロック」で制限されないこと・・・
部屋、壁、柱、建具の
・キーボードによる移動
・移動ダイアログによる移動
・グループの伸縮、回転
・「ツール」「囲った内容を移動」
グループ化された壁・柱の移動・伸縮
曲線化した壁(二重線多角形)の移動